家で食事をするときによく見るのが食事系YouTube番組。自分も飯を食べているので画面の向こうでうまそうなものをうまそうに食べている動画は相性としては悪くないのです。それも自分が好きなジャンルの食事や縁がありそうなエリアの店紹介を選んでしまいます。札幌や福岡がグルメ天国だとはわかっていてもそこに行くことがすぐには現実的ではないのでやはり東京の店を見てしまいます。

その時点ですでに自分がマーケティングの罠に引っかかっているともいえるのです。「あぁ、うまそうだ」「ここに行ってみたい」「へぇ、この店は食べログとかでは出てこないわけね」と思うとまるで自分で見つけ出した店のような感じになるわけです。

東京に行けば星の数ほどの飲食店があり、正直どこに行ったらよいかわからないことはよくあります。その際、チェーン系に行くのか、個人経営店に行くのか選択肢があるのですが、個人経営の店は知らないと入りにくいものです。では食べログでチェックして3.5点だから行くのか、というとそうならないのです。

皆さんも食べログはチェックされるのだろうと思いますが、私が日本に行く際の店舗探しとしては、ほとんど使うことが無くなりました。理由は情報の精度が不明瞭な上に食べログ情報そのものにメリハリがなく店舗の羅列なので探すのが面倒なのです。

ジャンルで検索して出てくる店舗候補は似たような店ばかりです。どう違うのかはいちいち見ていくしかないのです。私は点数はチラ見はしますが、結局、雰囲気やレビュー、価格、目的に応じているか、などそれぞれのファクターをかけていかねばならず、正直、見ていて途中で嫌になるのです。

Satoshi-K/iStock