こんにちは!自由主義研究所の藤丸です。

以前に「自由とはなんだろうか」という記事を書きました。

今回は、「古典的自由主義」と「どのような政府が望ましいか」について書こうと思います。

古典的自由主義とはなにか?

古典的自由主義は「クラシカル リベラリズム」といい、政府という他人からの強制がなるべく少ないことを理想とする純粋な消極的自由主義であり、19世紀までのリベラリズムです。

20世紀に入ると第一次世界大戦の影響もあり、個人に対し国家が社会権を保障すべきという積極的自由が注目され、リベラリズムという言葉の意味が変節していきます。現在「リベラル」は、左派(大きな政府、社会主義)を示す言葉になっています。

資本主義国でも「社会権は基本的人権として保障されるべき」と考えられるようになり、日本国憲法・世界人権宣言などにも社会権が明記されるようになります。

ちなみに、社会権を否定し、自由権のみを肯定する自由主義者は、「リベラル」という言葉が左派に乗っ取られてしまったので、その代わりに「リバタリアン」という言葉を使うようになったそうです。

また、古典的自由主義は、”どのような国家(政府)までを正当とみなすか”という視点での分類でも使われます。

「どのような政府(国家)が望ましいか?」「どのような政府(国家)を正当と考えるか?」という視点での分類

政府(国家)は私たちの生活に大きく影響を与える存在です。

世界中にはさまざまな政府(国家)があります。国民を統制する独裁的な国もあります。