グループEは日本人ダービー目白押し(ラツィオ、フェイエノールト、セルティック)
2023/24シーズンCLのグループEは、MF鎌田大地が所属するラツィオ(イタリア)、FW上田綺世が所属するフェイエノールト(オランダ)、FW古橋亨梧ら5人の日本人選手が所属するセルティック(スコットランド)が同組になり注目を集めた。
セルティックパークにラツィオを迎えた試合(10月5日)には、セルティックから古橋、FW前田大然、MF旗手怜央が、ラツィオから鎌田が先発出場。欧州CLという最高峰の舞台で日本人ダービーが実現するというだけで貴重だが、4人が先発したのは史上初であり、新たな時代を切り開いたことになる。この歴史的な試合は、古橋が先制点を決めるもラツィオが2点を返し大いに盛り上がった(結果1-2)。
ラツィオはホーム戦(11月29日)でも鎌田が先発し、対するセルティックからは古橋が先発。ラツィオが2得点してセルティックに勝利した(2-1)。
フェイエノールトのホームにラツィオを迎えた試合(10月26日)では、フェイエノールト上田が途中出場し、ラツィオ鎌田はベンチ入りも出番機会はなくスコアは3-1。
セルティックがフェイエノールトを迎えた試合(12月14日)は、セルティック古橋と旗手が先発し、後半22分にフェイエノールト上田が途中出場。スコアは2-1だった。
結果グループEは、アトレティコ・マドリード(スペイン)が1位、ラツィオが2位、フェイエノールトが3位、セルティックが4位に。同組からは日本人選手として鎌田のみがCLラウンド16に駒を進めた。
敗退したセルティックの古橋は、本大会を通じて6試合452分に出場し、日本人最高の2得点を挙げている。グループ3位でUEFAヨーロッパリーグ(EL)に進出したフェイエノールト上田は、ELプレーオフローマ戦2試合で105分出場もPK戦で敗退した。
ラウンド16で途中出場した鎌田大地(ラツィオ)
グループEから駒を進めたラツィオは、ラウンド16でバイエルンと対戦。鎌田はホーム戦(2月15日)で後半41分に途中出場しチームは1-0で勝利。アウェー戦(3月6日)では後半40分から出場も0-3で敗北となり、2試合合計1-3で敗退した。
鎌田は、CLを通じて7試合に出場し出場時間は256分。イタリアの名門ラツィオでの活躍は評価に値する。