法務省の公務員の35%は余剰人員

これまでの調査でクネオ法相が指摘しているのは、法務省の官僚7035人の中で2503人が余剰人員になっているそうだ。(3月5日付「イ・プロフェシオナル」から引用)。

この2503人の余剰人員というのはアルゼンチンでは一般にニョキス(Ñoquis)と呼ばれている人たちのことを意味し、給料だけ貰って仕事はしない寄生虫公務員のことである。なぜ、このような現象が発生したかというと、16年間続いたキルチネール派の政治は選挙で彼らの政党の議員に投票するのと引き換えに職場を提供していたということなのである。

勿論、これも政府の歳出に影響する。だからキルチネール派の政権は常に財政赤字を連発していた。その赤字を埋めるのに更に新しい通貨を発行する。この繰り替えしの政治をやって来たというわけだ。

そこで、これまでの左派系の統制ポピュリズム政治が高騰インフレもあって限界に達して、自由至上主義のミレイ大統領が登場したというわけである。

提供元・アゴラ 言論プラットフォーム

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