■仕組みも「近未来」すぎるモデルが…

武若さんがこちらの光景に遭遇したのは、東北自動車道にて青森県内を走行していたときのこと。

実際に運転してみての感想について、武若さんは「路側帯の位置が分かりやすく、とても良かったです。降雪時期に多い『中央寄りの走行車両』が減っていたため、安全性が高まっているとも感じました」と、振り返っている。

続いてNEXCO東日本東北支社に話を聞いたところ、件の設備は「帯状ガイドライト」なる名称と判明。2020年より、東北自動車道に導入されたという。

設置の背景について、担当者は「道路の白線位置を緑色ライトで表示することにより、夜間の安全走行を支援する目的で設置をしています」と説明していた。

大雪の高速道路に現れた一筋の光、なぜかドライバーが大歓喜 「近未来を感じる」と話題に…
(画像=『Sirabee』より引用)

「帯状ガイドライト」は、日没から日の出の時間帯にかけて自動点灯・消灯する仕組みとなっている。 なお、東北自動車道に設置されているものとは異なるが、製品の中には遠隔地からの点灯・消灯、霧などによる視界不良時に自動点灯する仕組みを有するタイプもあるそうだ。

設置エリアに関しては「(東北支社が管理している道路では)東北自動車道の松尾八幡平インターチェンジ(IC)〜安代ジャンクション(JCT)のほか、安代 JCT〜青森 IC の一部の箇所に設置しています」とのこと。

担当者は「現在設置されている箇所での状況を踏まえ、今後の設置に関しても検討してまいります」と、今後の展開について語ってくれた。