世の中には夜間の営業に頼らざるを得ない人たちがいる。配送業や医療関係者など夜勤が入る職種の従事者だ。そうした人たちにとって深夜の割増料金は痛い出費になるかもしれないが、24時間営業の廃止よりはダメージが小さいだろう。また深夜勤務の割増賃金が支払いの原資と考えることができないだろうか。仮に深夜の割増料金を回避するなら、日中の時間に生活必需品を買ってストックするなど購入タイミングをズラす対応をする人も出てくると予想される。
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どんな形であれとにかく値上げに否定的な反応を示す人がいるが、賃上げの原資は商品サービスの値上げである。インフレの長期トレンドは既定路線であるため、現行の利便性を維持するには企業もできるところから値上げをせざるを得ない。そろそろデフレマインドを脱却し、値上げにどう対応するのか?個人レベルの創意工夫で対応するべき時が来ている。
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