■散財する婚約者

しかしサミーさんと接するうち、Aさんは意外なことに気づいた。サミーさんは高級ブランド品が好きで、高額なバッグや靴を愛用している。衣装を見に行ったときには1万ドル(約142万円)のウェディングドレスを買うと言い出し、Aさんを驚かせた。

思わず「ドレスにそんなにお金をかけなくても…」と声をかけたAさんに、サミーさんは「費用は出してくれるんですよね。おかげで私も好きなドレスが買えます」と言い放った。

息子を助けてあげたいと思っていたAさんだが、サミーさんの言い分を聞いて援助する気を失ったという。

■息子は「式に来るな」

店にいたサミーさんの母親は「うちの娘はプリンセスですから」などと言い、暴走するサミーさんを止めようともしない。カッとしたAさんは、「ファストフード店のスタッフでしょう、高校も中退しているしね」「うちの息子は借金せずにすむように、公立の2年制大学で勉強しているのよ」と言ってしまった。

そして「もう援助はしない」と決めたAさんに、息子とサミーさんは腹を立て「お金を出さないなら式には来ないで」と言い出したそうだ。

たまらなく不愉快な思いをしているというAさんが、ネット掲示板『Reddit』に投稿して助言を求めた。