「自衛隊の医官で始まり、防衛省退職後、次の就職まで2年くらい、いろいろな仕事をしてみたいと飛び込んだフリーランスの世界。今は、年間200回以上飛行機に乗って、時には新幹線で、全国の僻地の病院を飛び回る「空飛ぶドクター」となりました。
本日は、フリーランス医師の奮闘記を紹介します。
『空飛ぶドクター~ママさんフリーランス医師の僻地医療奮闘記~』渡辺由紀子(著)かざひの文庫
若手の力の重要性著者の渡辺さんは旅行が趣味で、知らない場所を訪れて、その土地の空気を感じ、人や文化を知るのが好きだったそうです。フリーランス医師となって、全国あちこちに行けることも性にあっており楽しいことだったと言います。
「父母が東京出身だったため、小学生の頃、夏休みや冬休みに友達が祖父母の住む『田舎』に行くのを羨ましく思っていました。それが、大人になってから、フリーランスの医師として働くようになって、馴染みの「田舎」のような町がいくつもできた感じです。遠方から交通費を負担してでも医師を呼ぶのは、なかなか医師が定住しない隣地が多いです」(渡辺さん)