朝一から入れ乗りタイム
朝のスタートからスルメイカ釣りは加速します。船のあちらこちらで、嬉しい悲鳴やら、電動の巻く音が、まだ朝早い静かな海に響き渡ります。仕掛けを落とし、棚上10mから誘ってくると竿先が「プンッ」と跳ね上がります。即合わせをし、電動ON!イカの重みと強い引きが腕に伝わり、アドレナリン全開です。リールのドラグが効き、何杯かついている様子、上げてくると、直結仕掛けに大小含め、4杯のスルメイカです。
すぐさま、仕掛けを投入し落としていくと80m辺りで竿先がブルブル……。イカ!?と思い、止めてしゃくり上げ「1m×3」の繰り返しで重みが「ズドンッ」。そのままのテンションで巻き上げてくると、重みがさらに追加し、電動もうなります。この時も4杯で心配していた気持ちが、いつの間にか……、何処かに消えています(笑)。
落とし込み誘いで5点掛けも
Zさんは1投目でなんと5点掛け達成!やり方を聞くと自分と同じやり方との事です。唯一、違う点が掛かったら、ゆっくり電動で巻いて、追加のスルメイカを狙うということ。この日は紫が良かったと話すZさん。
初5点掛けに興奮し、自分や船長に声を張り上げ「5点!5点!5点掛け~やったぁ~!」と、今日は朝一から調子いいねと船長苦笑い(笑)。
腕が痛くなるほどの上げ下げで嬉しい悲鳴
イカメタルもそうですが、このイカサビキ釣りは、オモリ120号+イカの引き、時にイカメタルの倍以上のスルメが掛かります。
スルメイカは引きと重みが、他のイカと違い重たく、結構引きます。その為、手持ちでやっていると途中、腕がパンパンになることもあり、知り合いは腱鞘炎になったこともあり、注意が必要です。いっぱい掛かった時や、腕が疲れている時などは無理せず、ロッドキーパーに竿を置き、巻き上げてくると良いです。
色々なパターンの誘い方で遊ぶ
スルメイカ釣りにも色々なシャクリのパターンや、落とし込みのパターン、ステイ「止め」の時間などがあり、自分なりのパターンを見つけ、楽しめます。その中でも、今回釣れたパターンをお伝えしたいと思います。
まずは直結、一つ目は棚10~20でサミング「リールの糸に手を軽く添え抵抗をかける」時に、手で糸を止めブレーキを掛け2秒ステイ→50cm刻みで落とし、棚下10~20mステイの繰り返し「ここでアタることがほぼ」です。
二つ目は、棚まで一気に落とし棚でストップ2~3秒アタリがなければ→50cm刻みに落とし込み誘いをかけます。三つ目は棚下、10~20mまで一気に落としゆっくり電動で棚上20m位まで、巻き上げてくるパターンです。このパターンは上からのパターンで釣れて、ある程度、見切られたイカに効果を発揮します。
よく、イカに見切られたら、何mか一気に巻き上げ、また落とすと言うやり方はセオリーですが、その真逆です。あくまで個人の意見ですが、スルメイカが釣れなくなったときに、このパターンを使うと、ほぼ釣れています。