エンタメ系の企業で働くことに憧れをもっているものの、実際にはどのような仕事をしているのかわからず、一歩踏み出せない人もいるのではないでしょうか。なかでも「タレントキャスティング」という仕事について、具体的な業務内容を話せる人は少ないのでは?
「好きなことを実現しながら、高度な対人能力を身に付けられる仕事」
そう語るのは、創業15周年、総合キャスティング事業を展開する「株式会社エイスリー(以下、エイスリー)」の社員である秋山さんと宮下さんです。今回は、エイスリーに入社して5年目となる2人に、タレントキャスティングとは実際にどのような仕事をしているのかにくわえて、働く魅力や厳しさなどのリアルな話をお聞きしました。
インタビュイープロフィール
秋山さん(左)
- 総合キャスティング事業 キャスティングディレクター サブリーダー(デジタルプロモーションユニット担当)
- 2019年4月新卒入社、5年目
宮下さん(右)
- 総合キャスティング事業 キャスティングディレクター(広告ユニット担当)
- 2019年2月中途入社、5年目
タレントキャスティングの仕事はキャスティングだけでは終わらない
―――はじめに、タレントキャスティングとはどのような仕事なのか教えてください。
秋山さん:タレントキャスティングとは、製品やサービスのプロモーションをしたい企業や団体などに、適したタレントをマッチングする仕事です。クライアントの認知拡大や集客向上を図るべく、トレンドや自社のデータベースなどから総合的に判断したタレントの起用を提案しています。
ただ、私たちの仕事はタレントをキャスティングして終わりではありません。交渉や調整をおこなったり、撮影現場に同行したりと、案件が無事終了するまでの進行管理も業務内容に含まれています。
―――宮下さんの具体的な仕事内容を教えてください。
宮下さん:私が担当する広告ユニットでは、テレビやWebなどを通したプロモーションのために、主にタレント(俳優・モデル・お笑い芸人さんなど)のキャスティングをおこなっています。
広告代理店や制作会社をはじめとして、メーカーやブランドなど、さまざまなクライアントからの相談が日々届いています。スケールの大きい仕事を担うこともあり、最近はテレビCMなどの広告塔となるイメージキャラクターの案件が多いですね。
―――秋山さんの具体的な仕事内容を教えてください。
秋山さん:私はインフルエンサーを専門に扱うチームに所属しており、主にYouTuberやTikToker、インスタグラマーなどのキャスティングがメインの業務です。
広告代理店のクライアントからの依頼が多く、たとえば「ショート動画よりもYouTubeで長尺動画を流した方が今回のターゲットに響きやすい」といったように、SNSの選定や投稿の内容を含めたキャスティング案もご提案しています。
ほかには、インフルエンサーとクライアントとのあいだに立ち、案件がスムーズに進むための調整も大切な業務のひとつです。