ホセ・アンドレス氏の生い立ち
ホセ・アンドレス氏はスペイン北部アストゥリア出身。料理が好きで12歳の頃から家で料理することを気軽に担当したそうだ。15歳からバルセロナの料理学校で勉強を開始。その後、スペインで革新料理を起こしたレストラン「エル・ブジー」で修行もした。つてを通して、ニューヨークでカタラン料理ができるシェフを探しているということで、ホセ・アンドレス氏は渡米した。その当時、別に特別なプランはもっていなかったという。
3軒目のレストランで働いている時の1993年にスペインのタパスを70-80種類提供できるレストランをボブ・ワイルダー氏と一緒に開店した。当時の米国ではタパスを軽食として種類多く提供できるレストランは皆無であった。それがヒットして米国で全国展開して行くのであった。しかし、スペインでは商いはしたくないと発言している。理由は同じ料理仲間と競争したくないからだそうだ。
WCKを2010年に創設ホセ・アンドレス氏は人道家で、2010年にハイチでの地震が起きた時に、現地で料理をサービスすることを考案しWCKを創設した。それが発展して、これまで述べ3億5000万食を世界各地で提供した。現在まで世界30カ国以上でこのサービスを奉仕している。
彼のこの人道的活動が認められて、2021年にはスペインで「アストゥリア皇太子賞」が授与された。また、ノーベル平和賞には2度ノミネートされた。
またアマゾンの創業者ベゾス氏は彼の人支援に協力する意味で1億ドルを寄付している。またバイデン大統領はスポーツと栄養のアドバイザーに任命している。
カタラン料理ができるということで、それ以上の野望なく米国に渡ったのがホセ・アンドレス氏の運命の分かれ目であった。そして次に彼の運命を決定づけたのはWCKの創設であった。それも彼の、人を助けたいという人道的で温厚な人柄が影響している。
提供元・アゴラ 言論プラットフォーム
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