巧みなSNSマーケティング戦術によって存在感を発揮
そんなEldad Postan-Koren氏は、SNSにて巧みなマーケティングキャンペーンを立て続けに推進し、競争の激しいセールステック業界において一目置かれる存在となった。
Winn.AIのAI搭載CRMソリューションの発表と同時に、最初のキャンペーンで「#NoTypingCRM」を実行。CRM入力中にトラブルに見舞われた営業担当者がバットや膝でキーボードを破壊するという、インパクトのある動画を公開した。
この印象的な動画によって、同キャンペーンは瞬く間に注目を集めた。製品の機能を紹介するだけでなく、型にはまらないマーケティング戦術を採用するWinn.AIの個性が結果を生んだのだ。
「#NoTypingCRM」の成功を受け、わずか数か月後には「#CelebrateSales」キャンペーンをスタート。さらに、2024年に入ってからは「#AIforSales」キャンペーンをローンチした。これらはいずれも多くのインプレッションを生み出し、Winn.AIにさらなる成功をもたらしている。
SNSマーケティングを巧みに利用することで大きな話題を生み出し、多くのユーザーを惹きつけてきた同社。公式サイトでは現在、同社ソリューションの新機能として「リアルタイム・セールスインサイト」の告知が掲載されている。
2022年には約31億ドルと算定されたAIセールスアシスタント・ソフトウェア市場規模。今後は11.4%のCAGRで成長を続け、2032年には三倍の約93億ドルに到達すると予測されている。競合との差別化が求められるなか、Winn.AIの次なる一手は何だろうか。参考・引用元:Winn.AI公式サイト
(文・Mika Ito)