まぐれアジで締めて終了
彼は最後の最後にカサゴを追加。私は先ほどのワーミングでの「巻き上げチェイス」ともいうべきパターンを再現しようと、中層から表層に向けてリフト&フォールしていると、まさかまさかアジが食った。
早春のアジ(提供:TSURINEWSライター井上海生)
まだまだ沿岸ではシーズンじゃない。もちろん港内に一切いないわけではないだろうが、たまたま群れの薄いところにワームを通せたみたいだ。バイトもがっつり。そろそろダメだなと諦めていたので、ほとんど半狂乱の喜びようである。しかし頭は冷静にそれをラストキャストとして、帰ることにした。この喜びのあとに、釣れない時間を一切続けたくない。
再始動はまだまだ先
泉南は大阪湾沿岸では南にあたる。回り物もすべて南から上がってくる。おそらく水温が少し高いのだろう。そのエリアでも3月序盤の魚の反応はこれくらいだ。二人で3時間釣って4尾。薄い、薄すぎる。
やはり海の再始動はもう少し先。もう少しより、もう少し先。1か月は先だ。4月。でもこの季節はボラがわいてしまう……。うまいこと時合いの回遊のアジを見つけて、狙い物にした方がいいかもしれない。そういう意味では最後の「まぐれアジ」は良い発見になった。
<井上海生/TSURINEWSライター>