■自身の「身代金」を要求

9日、おばのWeChatに、見知らぬ人物からメッセージが届いた。そこには「リューさんが誘拐され、解放するために身代金3万元(約63万円)を要求されている」という内容が記されていた。証拠として、本人の渡航証明も添付されていたと伝えられている。

おばはリューの父親に連絡し、父親からシンガポール警察に通報が入ったという。警察はリューの捜索を開始し、通報から3時間後にマリーナベイエリアで身柄を確保した。

警察の所見では偽装の確証がなかったため、身代金の受け渡しが行われなかったことを確認すると、リューは携帯電話を没収され、詳しい捜査に持ち越されたと見られる。