■正しくは「アスファルト」

「土瀝青」は「アスファルト」または「どれきせい」と呼ばれ、原油に含まれている最も重い炭化水素類を指す。黒色か暗褐色の物質で、通常は半固体もしくは粘性の液状だが、加熱すればすぐに融解するという特徴をもつ。

この低温では固体、高温では液体になるという性質を活かして道路舗装用の骨材の接着剤として用いられることが多く、舗装用として使われているアスファルトが最も衆目に触れているのではないだろうか。

ほかにも、油分でできている特長を活かして燃料や原料、防水材、防腐剤、熱可塑材、電気絶縁材、断熱材、高真空用シーリング材、衝撃吸収材、潤滑剤、顔料として利用されている。