■無念の卒業式

その後も胃が食べ物を消化できず、十二指腸に送り出せなくなる胃不全麻痺を患い、栄養チューブを挿入するための手術を2回も受けることになった。

さらに卒業式当日に敗血症にかかり、集中治療室で過ごすことになったリリーさん。以前から医師たちは「卒業式に出席させてあげるからね」と約束してくれていたが、症状が悪化して叶わなくなってしまった。

そのため急遽、医療スタッフがリリーさんの卒業を祝福。また数週間後には学校の友人が病院に駆けつけ、卒業式を行ってくれたそうだ。