イギリスの政策調査機関が調べたところによると、20代の就業率は40代よりも低いことが明らかになったという。精神的な問題が関与しているとみているという。『The Guardian』が報告している。

■若者の精神的健康と就労

イギリスの政策調査機関であるResolution Foundationの報告書によると、20代の人々は精神的健康への危惧から、40代初頭の人々よりも就労していない可能性が高いという。

当局はその理由の一つに、20代前半の精神的健康問題を抱える人々は安定した教育を受けていない可能性を指摘し、就労しないか低収入の仕事に就く率が高いそうだ。

なお公式データによれば、18歳から24歳の人々のうち、2021年から2022年にかけてうつ病、不安、双極性障害などの精神障害の症状を報告した人の割合は、34%になっている。