■解決する可能性は? 2018年に新証言も
軍人の婚約者が事故死するという憂き目に遭ったエリザベス・ショートは、人生をやり直すために女優を目指してロサンゼルスに来たといわれている。
美人であった彼女は男性の知り合いも多く、たとえば既婚男性のロバート・マンリーはショートと不倫関係にあったといわれている。もちろん警察はマンリーを調べたがアリバイが成立した。
ほかにもショートに接触していた幾人かの男たちが容疑者として取り沙汰されているが、今のところ最も著名な容疑者はジョージ・ホーデル医師といわれている。
ジョージ・ホーデルは、ハリウッドの医師であり、監督のジョン・ヒューストンやアーティストのマン・レイといった著名な友人がいる。
ホーデルは、自分の娘への性的暴行で裁判を受けた後、1949年にブラック・ダリア事件の容疑者となったが起訴に繋がる証拠は得られていない。
しかし2018年、サンディ・ニコルズという女性が、情報提供者だった祖父が1949年に書いた手紙を発見し、ブラック・ダリアは「GH」という名前の男によって殺害されたと説明しており、ジョージ・ホーデルへの疑惑が強まる格好になっている。
ノンフィクション書籍や映画、テレビシリーズにもなったこの「ブラック・ダリア事件」だが、科学系メディア「Popular Mechanics」の記事で筆者のマイケル・ナターレ氏はこの未解決事件が今後解決する可能性は残されていると指摘している。その理由は、この事件がまだ人々の関心を呼んでいるからであるという。
事件にまつわる多くの情報を慎重に検証すれば今からでも事件の真相に迫ることができるのかもしれない。そして77年前の歳月を経た今になって驚くべき新たな証言がもたらされないとも限らない。
参考:「Popular Mechanics」ほか
文=仲田しんじ
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提供元・TOCANA
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