「ナヨン事件」は、2008年12月に韓国の京畿道安山市で、8歳の女子児童が男に強姦された事件である。
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■韓国の悪名高い児童レイプ事件「ナヨン事件」とは
2008年12月11日8時30分、キム・ナヨンちゃん(身長132センチ、体重25キロの小柄な女の子)は、小学校への登校途中だった。犯人のチョ・ドゥスン(当時56歳、身長170センチ、体重80キロ)は朝から酒を飲んでおり、教会の前の路上を通りかかったナヨンちゃんを見つけて、教会のトイレに連れ込んだ。トイレで犯人が性器を露出し、ナヨンちゃんが泣き出すと首を絞めて気絶させた。
チョ・ドゥスンは、ナヨンちゃんにアナルセックスをして射精。その後、証拠隠滅を図ろうと、トイレの詰まりを直す器具を無理やりナヨンちゃんの肛門に入れて、精子を吸い取ろうとした。
そのため、ナヨンちゃんの腸は身体から吸い出され、腸、性器にひどい損傷を受けた。ナヨンちゃんは病院に運ばれ、命を救うために8時間にもわたる手術を受けたが、肛門、腸、そして生殖器の80%を失った。
犯行現場からは、犯人の指紋が見つかり、前科17犯のチョ・ドゥスンが特定された。チョ・ドゥスンは自宅で逮捕され、警察から犯行を追及されたが容疑を強く否定し続けた。それどころか、取り調べの警察官に「刑務所で鍛えて出てくるから、その時は覚えていろ」と脅迫したともいう。また、自宅から押収した服や靴からナヨンちゃんの血痕が見つかっても、全く反省する態度を見せなかったと当時のニュースは伝えている。
チョ・ドゥスンは、1983年にも強姦致傷罪で懲役3年の刑を受け、その他にも暴力の前科などで、計7年4カ月の受刑生活を送っていた。