他にもある「か所・ヶ所・カ所」という表記
「かしょ」には、他にも「か所」というかな表記ややカナ表記である「カ所」、そして「ヶ所」という表記もあります。
「か所」「カ所」という表記を用いる場面
「か所」という表記は、放送業界では助数詞として用いる「箇所」の表記とされることがあります。
例文として前述した②駅のそばにはスーパーが4箇所(個所)あるの場合ですね。
そして、「カ所」というカナ表記に関しても同様の扱いがされています。
「ケ」「ヶ」「ヵ」は略字
「かしょ」の表記には、「ヶ所」というカタカナの「ケ」を思わせる表記もあります。
この「ヶ」は、カタカナの「ケ」を小さくしたものではありません。
「箇」の竹冠から来た略字「个」を記号化したものであったり、「箇」自体の略字であるともされています。
そのため、本来は「ケ所」という表記はなかったのですが、「ヶ所」の「ヶ」がカタカナと勘違いされたことで使用されるようになりました。