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避難所での情報共有を容易にできる
リーフから再利用したポータブルバッテリーを搭載
避難所での情報共有を容易にできる
避難所では、正確な情報を素早く入手できないこともあります。そこで災害支援キャラバンに採用されたのが、衛星インターネットサービス「Starlink」です。
電話やインターネットが繋がりにくい環境でも情報共有が可能になります。被災地の被害状況を行政に伝えたり、逆に、役所などから発信される情報を避難所に身を寄せている人たちに伝達可能となります。
また、災害支援キャラバンには2基のデジタルサイネージを実装しています。ひとつのパネルにはニュースや気象情報を流し、一方のパネルにはスマホ充電ポートの使用状況などを掲示するといった運用ができます。避難者がスタッフに尋ねなくても、必要な情報を入手できるというわけです。
リーフから再利用したポータブルバッテリーを搭載
災害支援キャラバンはどのように電源を確保しているのでしょうか。この点について担当者は次のように説明します。
「災害支援キャラバンには17台のポータブルバッテリーを搭載しています。すべてのバッテリーを満充電にしておけば、約2日間はすべての機能をまかなえます。
また天井には、太陽光ソーラーパネルを搭載していますので、多少曇っていても、晴れ間が差し込めば順次ポータブルバッテリーの充電が可能です。
さらに、ポータブルバッテリーはリーフで使用していたものを再利用しています。再利用とはいっても、正常に充電、放電が行える、機能的にも問題のないバッテリーを選別して採用していますので、問題ありません。」
これだけの機能を搭載していても、移動するときにはキャラバン1台にすべて収納できてしまうのだから驚きです。
参考出品であるため具体的な販売時期は未定のようですが、実際に運用するとなると、役所や消防団などの自治体に販売する予定とのこと。
そして災害が発生したときには、学校や公民館などに移動して災害支援の拠点となって運用していく考えだそうです。
災害支援キャラバンは、災害が頻発する日本にこそ必要不可欠な1台なのではないでしょうか。
撮影・文:室井大和
文・MOBY編集部/提供元・MOBY
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