A氏によると、上記のような拷問は、“オーソドックス”な手法である水責め、殴打、眠らせないなどの拷問と組み合わせて行われるのが一般的なのだという。
「通常、情報収集のための尋問を目的とした拷問は、“プロ”がその苦痛を調整しますが、報復や怨嗟による拷問はただのなぶり殺しです。CIAをはじめとした情報機関の人間の間では、『人間が最も死を望む時があるとすれば、死にたくても死なせてくれない拷問を受けている時だ』という皮肉があるほど、その苦痛は尋常なものではありません」
拷問から得られた情報は、必ずしも有益なものとは限らない。そうとわかりつつも。こうした“尋問のための手法”を取り続けるその背景には、報復や怨嗟が少なからず込められているように思えてならない。果たして、だたの“なぶり殺し”となった時、その拷問は正当化されるに値するものだったのだろうか? (註1)1972年にイスラエルのテルアビブの近郊都市・ロッドにあるロッド国際空港(現・ベン・グリオン国際空港)で発生したテロ事件。のちの「日本赤軍」となる、日本人極左過激派組織が起こしたものだった。
※当記事は2021年の記事を再掲したものです。
文=山野一十
※ 本記事の内容を無断で転載・動画化し、YouTubeやブログなどにアップロードすることを固く禁じます。
提供元・TOCANA
【関連記事】
・初心者が投資を始めるなら、何がおすすめ?
・航空機から撮影された「UFO動画」が公開される! “フェニックスの光”に似た奇妙な4つの発光体
・有名百貨店・デパートどこの株主優待がおすすめ?
・ネッシーは巨大ウナギではない! 統計的調査結果から数学者が正体を予測
・積立NISAで月1万円を投資した場合の利益はいくらになる?