■過去にも体重測定実施

航空会社が体重測定を実施したのは、フィンエアーが初めてではない。昨年6月、ニュージーランド航空が1万人の搭乗客を対象に、1ヶ月にわたる調査を実施している。同社の声明によると、貨物や機内食など飛行機に積まれるあらゆるものの計測が行われたという。

現在、航空当局が指定している13歳以上の体重は、機内持ち込み手荷物を含めて86キログラムに設定されている。搭乗客の平均体重を変更したのは2004年が最後で、当時は77キログラムだった。

しかしニュージーランド人の体重は近年増加傾向にあると健康統計が示しており、最新の調査で成人肥満率が34%となり、前年よりも3%増加しているという。