フィンランドの航空会社フィンエアーが、データ収集のため搭乗客の体重測定を実施すると発表した。将来的に規制につながる可能性があるとして、物議を醸している。『indy100』がレポートした。
【こちらの記事も人気です】
■機体バランス最適化のため
5日、フィンエアーが搭乗客に任意で体重測定を実施すると発表した。フィンランドのヘルシンキ空港にて2、4、5月に実施を予定し、収集されるデータはフィンエアーの機体バランスの計算を最適化するためのみ、使用されるということだ。
なお、搭乗客への「体重測定は任意となっており、匿名で実施されるため個人が特定される心配はない」としている。航空当局が5年ごとに測定値を更新しており、2025年以降に示されるバランス計算の正確性を保つため、このデータ収集が必要になったそうだ。
フィンエアーは現在、2018年に測定された基準を満たす平均重量になっている。今回の要請は、「安全に離陸するため、重量オーバーにならないよう事前の調査が必要になったからだ」とも説明した。