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こんにちは、医師・医療経済ジャーナリストの森田です。

今月に入ってから、俄かに『麻疹(はしか)』のニュースが目立つようになりました。

Yahooニュースでもこんな風に短期間にたくさんの記事が上がっております。

「終わった病気と油断」 はしか感染拡大 ワクチン接種率低下に警鐘

はしか感染 国内で広がる可能性なぜ

テレビでもたくさんやってましたね。

では、果たして「麻疹(はしか)」は日本でそんなに大問題になっているのでしょうか?

今回は公式データと関連論文などから、その圧倒的な馬鹿馬鹿しさと危うさを解説したいと思います。

麻疹(はしか)患者は非常に少ない

まずデータを見てみます。

こちらが国立感染症研究所が発表している公式データです。

今年、2024年の麻疹患者報告数は最新データの第9週(3月6日)で2人。「非常に少ない」というレベルですね。

こちらはおなじみ忽那先生のYahooニュース解説。ここではさらに新しい国立感染症研究所の最新データ(3月13日)が掲載されています。

麻しんが日本国内で増加中 自身の接種歴や抗体価を確認しよう