質の高い忙しさの先にあるのはヒマ

労働生産性をひたすら高め続けるという質の高い忙しさに身を置くと何が起きるか?それは将来的に、圧倒的なヒマの獲得だ。

同じ作業の繰り返しなら自動化や生成AIへ任せたり、フリーに外注して対応してもらうということができる。そうするとそれまで自分が手を動かしてやっていた時間が丸々浮くのに、生産性は同じままだ。こうした生まれた余暇時間を使って、新しい仕事に挑戦したりさらに仕事の生産性を高めたり、またはのんびりとヒマを楽しむということができる。筆者の場合、のんびり遊ぶのが苦手な質なので、ヒマを得たら次の新しい仕事のことを考えたり、クリエイティビティを楽しむことをしている。

「忙しさは悪」と考える人がいるが、同じ忙しさでもよりよい未来を作る質が高い忙しさなら積極的に忙しく働くべきだろう。忙しさは量で考えるのではなく、見るべきは質なのだ。

 

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