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何が悪いわけでもないのだけど…よくもない

何が悪いわけでもないのだけど…よくもない

「“いいひと”止まりじゃトキめかない」何しても売れずいつの間にか終売…普通が過ぎた三菱 トレディア/コルディア【推し車】
(画像=1,800ccターボ+スーパーシフト+4WD化でフェイスリフトもして…と勝負して、結構カッコよかったコルディアは海外だとそれなりに知名度があってファンもいるのに、日本では「そんな車売ってたっけ?」と思う人が多そうな? 出典:flickr.com Author:orion CC BY 2.0,『MOBY』より 引用)

期待のスポーツ路線も、翌1985年にフルタイム4WDのファミリア4WDターボが出れば、パートタイム4WDのトレディア/コルディアなど、すぐ見向きもされなくなります。

というより、三菱には1,800cのターボエンジンを積んでお客の評判も上々のスポーツセダンが既にありまして…そう、FRだからと三菱自身が見切りをつけたはずの、「ランサーEXターボ」です。

もし、トレディア/コルディアに形は無理でもカラーリングくらい派手なイメージリーダーがあれば?

もし三菱が4WDとターボを推進する中で、もっと早くフルタイム4WDを市販車にラインナップできていたら(ギャランVR-4の発売h1987年)?

もし、1982年〜1983年からちょっとずらして発売できて、社内競合を減らせていたら?

後悔先に立たずの後知恵には違いありませんが、トレディア/コルディアも、あるいは三菱自動車自身の運命も、だいぶ変わっていたかもしれません。

もっとも、そのためにはミラージュを売るためカープラザ店を作った時のように、トレディア/コルディアを売るために営業マンが駆けずり回る、新販売チャンネルが必要だったかもしれず、後のマツダ5チャンネル体制のような悲劇が待っていたかもしれませんが。

いずれにせよ、クルマ自体は「特別何が悪いというわけでもない」トレディア/コレディアは、もっと売れてもよかった気がしますが、売れる要素に欠けていたのも事実。

その後も細々と売られたトレディアとコルディアですが、1990年にはついに、客のいない舞台から去ってしまいました…。

※この記事内で使用している画像の著作者情報は、公開日時点のものです。

文・MOBY編集部/提供元・MOBY

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