■528Hzと対をなす440Hzの音とは?

 しかし、この周波数の存在にいち早く気づいたのが、秘密結社の代表格である「フリーメイソン」と、その極秘最高組織である「イルミナティ」だった。一部のエリート層を残し、人類を“総奴隷化”することを最終目標に据える彼らは、この「聖なる周波数」528Hzの撲滅を目論むのだ。

 528Hzは、実は中世ローマ・カトリック教会の代表的宗教音楽である「グレゴリオ聖歌」にもみられた周波数だという。しかし、ある時期からバチカンにイルミナティ勢力が入り込み、実質的に支配してからは、残念ながらグレゴリオ聖歌は書き換えられ、528Hzではなくなってしまった。

 そして1910年代、ロックフェラー財団(イルミナティ組織内の最大勢力)がアメリカ音楽家協会に資金を提供し、チューニングピッチ(音程)の概念を一変させようと試みたが、この時は失敗に終わる。しかし彼らは諦めず、その後ナチス政府の支援を受けるかたちで、1939年にBSI(英国規格協会)にA(「ラ」の音)=440Hzと公式に採用させることに成功する。では、なぜ彼らはA=440Hzとすることにこだわったのか?

 実は、イルミナティが好む周波数440Hzは、人間にストレスをもたらすという研究結果がある。彼らの最終目標を考えれば、440Hzを浸透させるようとする企ても十分に納得できるだろう。これはまさに、「悪魔の周波数」と言えるかもしれない。

 あのジョン・レノンも「聖なる周波数」528Hzの効果に気づき、当初は平和への願いを込めた名曲「イマジン」を周波数528Hzが含まれるように制作したと言われている。しかし、イルミナティから「悪魔の周波数」440Hzの音楽を制作するよう圧力がかかり、それを拒否。暗殺はその結果だったのではないかという説もある。