結婚でせっかく買い替えたのに…
愛車にどのような車を選ぶかは、その人の生活環境や好みによってさまざまです。ライフステージの変化に応じて、ピッタリの車も変わると思われますが、そうした環境の急激な変化により車を手放さなければならなくなるケースもあるようです。
「同僚が結婚を機に車を買い替えました。400万円くらいのミニバンでしたが、同僚が独身時代に乗っていた車を下取りに出したので、実際の負担は200万円ちょっとだったそうです。
ですが結婚から1年ほどで離婚が決まり、車は売却することに。そのときのお金は半々にしたらしく……私が『独身時代の車を下取りに出して買ったのに、半々は不平等じゃない?』と聞くと、同僚は『よく考えればそうだけど、とにかく早く話を済ませたかった』と。
私は独身なのでわかりませんが、そんなものなんですかね。金銭面の問題と、互いの実家付き合いなんかが離婚のきっかけだと話していましたが、同僚のウンザリした様子に結婚が怖くなりました」(30代男性)
婚姻後に夫婦が築いた財産は「共有財産」と見なされ、離婚の際にはこれをめぐって財産分与が行われます。その際、「どこからどこまでが共有財産にあたるか」について話がこじれるケースもあり、上のケースにおいても男性側の対応次第では解決に時間がかかっていたかもしれません。
購入時に十分維持費を検討していたとしても、人生のなかでは予想外の出来事に出くわすこともあり、将来を完全に見通すことは難しいといえます。それでもやはり、車の購入が思わぬ負債につながるケースもありますから、契約前になるべく今後の見通しを立てておきたいところですね。
文・MOBY編集部/提供元・MOBY
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