「すみません」「すいません」の使い分け

「すみません」と「すいません」正しいのはどっち?言葉の由来や用い方とは?
(画像=『FUNDO』より引用)

「すみません」と「すいません」の2つの言葉は、どのように使い分けたらいいのでしょうか?
それぞれ使用できるシチュエーション、そして両方とも使ってはいけないシチュエーションについて見ていきましょう。

「すいません」はあくまで口語

「すいません」はあくまで口語です。
そのため、メールや手紙といった書面で使わないのがマナーです。

また、口語だからといっても、ビジネスシーンなどで取引先や会社の上司に気軽に使っていい言葉でもありません。

「すいません」という言葉は「すみません」を言いやすく変化させた言葉なので「すんません」などの言葉と同じ意味にはなります。
その為、「すみません」よりも砕けた印象をもたせるフランクな言い回しとなります。

「すみません」は敬語じゃない?

「すみません」は「すまぬ」が丁寧語に変化した敬語なのですが、より敬語らしい表現としては尊敬語や謙譲語を使う方が良いとされています。

通常のビジネスメール等では「すみません」ではなく、謝罪の場合は「申し訳ございません」や「お詫び申し上げます」の方が良いでしょう。
また、「すみませんが~」等のお願いをする場合なども「恐れ入ります」といった表現の方が良いとされています。