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「アジパシ」に始まったイグニス スーパー1600の戦い
疾走する「イエロー・バレット(黄色い弾丸)」
「アジパシ」に始まったイグニス スーパー1600の戦い
初代スイフトスポーツ(HT51S)の先行開発版というにはエンジンも何もかも大きく異なる、JWRCスペシャルマシンだ
疾走する「イエロー・バレット(黄色い弾丸)」
JWRCに参戦したイグニス スーパー1600は、参戦初年度の2002年こそニキ・シェレが1度だけ3位入賞したのが最高で、目立った成績とはならなかったものの、2年目の2003年にはダニエル・カールソンが2度優勝してシリーズ3位。
大きく花開いたのは3年目の2004年で、それまでのほぼ初代スイフトスポーツと同じスタイルの3ドア車から、日本の初代スイフトでもお馴染みの5ドア車へとベース車を変更、新たにホモロゲーションを取得すると同時に3ドアでの実績を踏まえた改良を施します。
このベース車変更と改良が大当たりで、バー・ガンナー・アンダーソンが7戦中3勝を上げて見事にドライバーズタイトルを獲得!2勝を上げてシリーズ3位になったガイ・ウィルクスと合わせ7戦中5勝と圧倒的な強さを見せました。
特に第3戦ラリー・オブ・トルコと第6戦ラリー・イタリア サルディニアではSSによってはWRカーすら上回るタイムで走り、その勢いから「イエロー・バレット(黄色い弾丸)」と恐れられたのです。
翌2005年後半から「スイフト スーパー1600」(日本でいう「2代目スイフト」がベース)へマシンを切り替え、2007年と2010年にもJWRCタイトルを獲得、2007〜2008年にはSX4でWRCにも参戦しますが、その原点となったのはイグニス スーパー1600の活躍でした。
※この記事内で使用している画像の著作者情報は、公開日時点のものです。
文・MOBY編集部/提供元・MOBY
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