また開運のためにと買い物をしまくる彼を見て、人はここまで変わるのかと思いました。ネットなどで知ってはいましたが、実際目の当たりにすると「お金の力は絶大だな」と感じました。
数十万円ではここまでリミッターが外れることはなかったでしょう。一度に手にする金額があまりにも大きかったのが原因だと思います。
しかし、当選金を使いきった後も友人の購入欲は止まらず、新商品や流行りの物を見つけるとすぐに買うようになってしまいました。
このままでは収入を越えてまで散財しそうだったので、私達は彼を説得しました。その結果、以前とまではいかなくても買い物の量を減らすことはできました。
彼自身も止まらない物欲に恐怖すら覚えていたようで、その後は宝くじ購入をやめてしまいました。働いて貯めたお金ではなく突如手に入る高額なお金は、人を狂わせます。金銭感覚が狂ってしまった後は、自分で変わる強い気持ちが必要になります。
彼以外の私達は変わらず年末ジャンボ宝くじを購入していますが、高額当選はありません。変わってしまう怖さと当たって欲しいという気持ちが入り交じる年末の楽しみは、これからも続くでしょう。
(40代・男性)
今回は、宝くじで大金を手にした人の体験談を紹介しました。あなたの周りにも、こうした人がいるか考えてみてください。
文・MONEY TIMES編集部