■「食べ物のストーリー」を1枚の紙で表現

見た者に衝撃与える「どん兵衛」の超絶アート、完成した絵を塗りつぶすと次の作品が現れ…
(画像=『Sirabee』より引用)

本物のような超絶リアル感が素晴らしく、アニメーションのよう進んでいく調理過程が目を見張る動く今回のアート。どのようなきっかけで思いついたのか?

「普段過ごしている日常の中に何気なくあるものは、それぞれに『ストーリー』があると思っています。特に食べ物は、作る所から始まり、食べ終わるまでがその食べ物の人生というかストーリーだと思っています。今回のカップ麺のどん兵衛も、買ってきて、作って、食べ終わるまでがどん兵衛の人生。その一通りの流れを1枚の紙の上で展開させて表現してみたいと思ったのがきっかけです」(山田さん)

ちなみに山田さん自身、どん兵衛が大好きなのも理由だそう。続いて、今回の作品に込めたこだわりを聞いた。

「蓋を開けた時、湯を注いだ時、一旦蓋を閉めて5分待ってあけた時、食べていく時、それぞれ内蓋の色や容器の色をとことん変化させました。食材の映り込みを細かく再現した方が、よりリアルに表現できるんじゃないかな? と思い、一番こだわり抜いたポイントです」(山田さん)

とにかく圧巻のこだわり&世界観である。ちなみに今までこのような動いていくリアルな展開系イラストは、30作品ほど描いてきたという。