■11歳のときにガンに

マイクさんが語ったところによると、「ケヴィン」とは、マイクさんの隣の家に住んでいた幼なじみだという。イルミネーションが大好きだったというケヴィンさんだが、20年前に11歳でガンの診断を受けた。

その年のクリスマス、マイクさんは闘病中のケヴィンさんに向けて「ケヴィン、早く良くなってね」というライトを自宅に飾った。ケヴィンさんがこのイルミネーションをひどく気に入ったため、マイクさんは毎年やることに決めたそうだ。

■天国から見えるように…

一度は体調が回復し、大学にまで進んだケヴィンさんだったが、19歳の時にガンが再発してこの世を去ってしまった。ケヴィンさんの葬儀の後、マイクさんは近所の友人を集め、ケヴィンさんが好きだったイルミネーションを「これからも飾り続ける」と宣言したという。

その誓いを守り、マイクさんは今もイルミネーションを飾り続けている。天国にいるケヴィンさんにも見えるように、ライトを大きく改造し、屋根の上に取り付けた。