スマートフォンよりも大画面でPCよりも持ち運びが便利なタブレット端末。最近では、学校の授業で使うケースも多くなっており、タブレット端末でインターネットの閲覧や電子書籍、ゲームなどを楽しむ若年層も多くなってきています。一方で、市場にたくさんあるタブレットの中でどのタブレットを選んでいいのかがわからない人も多いのではないでしょうか。

タブレット端末のおすすめを選び方と一緒に解説! 実売ランキングから人気モデル5選を紹介
(画像=『BCN+R』より 引用)

 本稿ではタブレットの選び方を解説しつつ、家電量販店・ネットショップのPOSデータを集計する「BCNランキング」をもとに、機種別販売台数シェア(2024年4月1~30日の月次データ)で上位を獲得しているおすすめの5モデルを紹介します。

OS

タブレット端末のおすすめを選び方と一緒に解説! 実売ランキングから人気モデル5選を紹介
(画像=『BCN+R』より 引用)

 まずはタブレットの選び方の基準について解説していきます。タブレットを使う際に最も重視したいポイントがオペレーションシステム(OS)です。OSとは、端末の操作や管理などを全体的につかさどるシステムのことで、操作性や他端末との連携、使えるアプリの種類まで関係してきます。基本的には、スマホやPCなどほかに使っている端末と同じOSを選択することで、連動して使用できるため便利ですが、そのほかにも重視したい点があれば別のOSを検討しても問題ありません。

android OS

 android OSは検索エンジンで有名なGoogleが開発しているOSで、スマートフォンに搭載されていることでも知られます。端末の種類が多く、ハイスペックな高価格帯からコストパフォーマンスに優れる低価格帯まで多種多様なタブレットが市場にあります。長らくスマートフォンで大きなシェアを占めていたため、使えるアプリの種類も多く、スマートフォンで使っているたいていのアプリは使用できるはずです。デメリットとしては、世界的シェアがあるためウイルスの攻撃対象とされやすくセキュリティに課題があります。また、メーカーによって端末の操作性が異なるため、初心者には使いづらい点もマイナスポイントだといえます。

chrome OS

 GoogleがPC向けに開発したOSがchrome OSです。これを搭載したPCはChromebookと呼ばれますが、Chromebookの中にはタブレットタイプのものも存在します。Chromebookの特徴はブラウジングに特化した性能と低価格であること。機能がすくないことから起動が素早く、androidのアプリストアであるGoogle Playからアプリをダウンロードすることもできます。一方で、あくまでもタブレットPCであるため、PCに対応していないアプリやソフトは使えないことがあります。また、ゲームや動画編集といった重い用途には向きません。

Windows

 WindowsはPCのOSとして多くの人がおなじみかもしれません。Microsoftが提供している同OSを搭載したタブレットも市場に数多く存在します。WordやExcel、PowerPointといったソフトと相性がよく、スムーズに操作できるなどビジネス面に強いことが特徴。また、インターフェースが豊富な端末が多く、周辺機器を多用する人におすすめです。ただし、Google Playには対応していないためダウンロードできるアプリはあまり多くありません。

iPad OS

 従来、Appleが提供するタブレット端末iPadにはiPhoneのOSでもあるiOSというOSを搭載していましたが、2019年にはタブレット専用のOS「iPad OS」が搭載されるようになりました。iOSと同様に高い操作性を持つほか、タブレットに特化した機能がたくさんついていることが魅力。また、セキュリティが強固であることも特徴で、ほかのOSよりも被害にあうことが少ないです。一方で、高価なデバイスが多いApple製品の例に漏れず、iPadも他のOSの製品と比較して高価な部類に入ります。値段相応の高性能を持つデバイスですが、購入する際はお財布と相談する必要があります。

画面サイズ

タブレット端末のおすすめを選び方と一緒に解説! 実売ランキングから人気モデル5選を紹介
(画像=『BCN+R』より 引用)

 予定している使用用途によっては、画面サイズが重要になります。動画を観たりイラストを描いたりといった用途で使う場合は画面が大きいほうがよいでしょう。タブレット端末の画面サイズは10~12インチであることが一般的。コンパクトさを重視するならこれ以下、大画面を重視するのであればこれ以上の大きさを選びましょう。