給料30万円以上の40代が20年間「給料の半分を貯金」すれば、20年間でおよそ2,000万円の資産を築ける。
「給料の半分を貯金する」という取り決めには、威力があるのだ。
そのような荒々しい貯金法を実現するのに必要なのはテクニックだけでない。
今回は、給料の半分を貯金するための具体的な手段と、貯金額年100万円以上を達成するための1つの「マインド」 について紹介する。
手段1. 強制的に先取り貯金をする
給料の半分を貯金するには、何も考えずいったん、「強制的に先取り貯金」 をすることが重要だ。手動で取り分けるよりも、自動積立定期預金などへ加入し強制的に積み立てていく方法がおすすめだ。
月々の収入から一定額をあらかじめ取り分け貯金に回す。これが先取り貯金だ。
「そんなことしたらライフライン止まって死んでしまう」
そんな方はまず、飲み会や趣味、ファッションにお金をかけすぎていないか、支出を見直してほしい。
固定費の削減も有効だ。サブスクの解約、格安スマホへの切り替えなどで月1万~2万円貯金にまわせる。
手段2.目標金額を決める
ただ闇雲に給料の半分を貯金しようとするのでなく、「年間100万円」など、目標金額を決めよう。具体的な目標があると、それに向かって努力する意欲が湧く。
「自分はいつも目標を達成できない」と思う人は、中学の頃の部活動を思い出してほしい。「次の大会で2時間30分以内にマラソンを走る」といった目標を設定したとき、朝晩校庭を走るのは当たり前のことで、はないだろうか。
貯金もスポーツと同じように、目標を設定して計画的に取り組むことで、達成感と成果が得られやすくなる。
目標を達成したら、次は少しステップアップした目標を定める。そして最終目標は家を買う金額を目指すなど、ゲーム感覚で一つ一つクリアしていこう。
手段3. 無駄な支出を週次で洗い出す
「貯金に給料の半分まわすのがどうしてもきつい」
そんな場合は細かな出費をすべて洗い出して無駄を削減しよう。支出の洗い出しには、銀行のアプリを使うのが有効だ。
銀行アプリをスマホの見えやすい位置に配置して、週次で履歴を確認する。
その際、1,000円以上の大きな出費には目を光らせてほしい。
「1,500円以上のランチに週2回も行ってる」
「いつものスーパーで3,000円もつかってる、酒の量が増えたかな?」
といった具合に自分に厳しくチェックして、削るべき支出を週次で洗い出そう。