■担当者「全面物理強化ガラスです」
「春のパンまつり」の歴史は古く、1981年(昭和56年)よりスタート。
誕生の経緯について、山崎製パン担当者は「ヤマザキの商品を日頃からご愛顧頂いているお客様へ、パンの消費量が最も多い春に、感謝の気持ちとして白いお皿をプレゼントするキャンペーンを開始しました」と振り返る。
第1回目のキャンペーンを実施するにあたって「パンを食べる朝の食卓」をイメージし、パン食文化の本場であるフランスのデュラン社製(現アルク・フランス社)の白い皿を採用することに。
清潔感とスマートさにあふれ、ユーザーから「お洒落なお皿」と大好評を博したこちらの皿は、以降も同キャンペーンの景品として現代に受け継がれていったのだ。
担当者は、脅威的な耐久性の秘密について「材質は全面物理強化ガラスで、一般のガラスに比べて丈夫にできていますが、決して割れない、欠けないということではありません」と、説明していた。
完全無敵ではないことが判明したが、それでも「全面物理強化ガラス」の字面から漂う無敵感は異常である。