京大構内で目撃される幽霊

 1993年、京都大学では構内の大幅改編計画が策定され、2000年頃までには、健吉が学んだ当時の文学部校舎は取り壊されてしまった。現在、その場所には文学部新館が建設されている。しかし、これで終わりではなかったようだ。

 2015年の春、京大構内・中央図書館付近で幽霊目撃の噂が立った。「深夜、地蔵を持っている男が立っていた」「男が持っているものをよく見たら血塗れの女の首だった」という噂である。これは、健吉と母の亡霊ではないのか。

 さらに、京都大学文学部では自殺者が絶えないという噂もある。事実、2017年の春、ある月曜日の夜に文学部新館で飛び降り自殺が発生した。文学部新館8Fの窓を開けて、ちょうどアスファルトへと当たるように頭から人が飛び降りたのだ。

母親の脳みそを竹串で掻き出す… 京都大学で発生した最悪の猟奇殺人事件とは?
(画像=朝日新聞大阪版夕刊1951年4月4日付、『TOCANA』より引用)

 当時、試験後の人が少ない大学構内とはいえ、ドスンという音を聞いた者は多く、飛び散った脳漿と肉片、血を多くの学生たちが目撃している。すぐに警察が来て立入禁止、現場検証となったが、数日間は現場に花束が供えられていた。しかし奇妙なことに、すぐにその花束が撤去されるのだ。加えて、実は誰が飛び降りたのかもまだ不明である。遺族の意向なのかもしれないが、驚くべきことに「その時間に消防の救急搬送は出ていないようだ」とある記者は語っている。真相は不明のまま事件の記憶は薄れつつある。

 しかし、事実が一つだけある。自殺者が飛び降りた道路は、三輪健吉が母の死体を引きずった道であり、幽霊の目撃談もその付近である。

 健吉を狂わせ、今もなお学生たちを死へと導くものは一体、何なのか。ゴビ砂漠、水爆実験、親殺し、脳を掻き出すという異常行動。毎年1500億円超の予算を計上する科学技術の拠点に、何が潜んでいるというのか。最先端の医療技術iPS細胞研究の拠点として世界的に知られる「京都大学」の闇は、思ったよりも深く暗い可能性があるのかもしれない。

文・神ノ國ヲ/提供元・TOCANA

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