MFヴィニー・サムウェイズ

トッテナムのユースからそのままトップチームデビューを果たしたヴィニー・サムウェイズ。1994年以降はエバートンを経て、28歳でラ・リーガ(スペイン)のラス・パルマスに移籍している。パルマスではイングランド人でありながらカピタン(キャプテン)を務めるなど、スペインサッカーにおけるイングランド選手の地位を築いた一人と言えよう。


デイビッド・ハウエルズ 写真:Getty Images

MFデイビッド・ハウエルズ

1985年から1998年までトッテナムに在籍し、1991年FAカップ優勝の立役者としても活躍したデイビッド・ハウエルズ。FAカップでは中盤の底としてプレーしていた。2019年にトッテナムの新スタジアム「トッテナム・ホットスパー・スタジアム」が完成した際、OBたちによるレジェンド・マッチにメンバーとして参加した。


FWジョン・ヘンドリー

スコットランド出身のジョン・ヘンドリーは、1990年にダンディー(当時スコットランド1部)からトッテナムに加入した。1993年5月に行われたアーセナルとの“ノースロンドン・ダービー”では、アーセナルのホーム「ハイバリー・スタジアム」で2ゴールを奪い、3-1の勝利に貢献。なお、同ダービーにおいてトッテナムの選手がアウェーで2ゴールを記録したのは、ヘンドリーとFWソン・フンミン(現トッテナム所属)の2選手のみである。


ゲーリー・リネカー 写真:Getty Images

FWゲーリー・リネカー

1986年のFIFAワールドカップメキシコ大会では、イングランド代表として6得点を挙げ得点王になったゲーリー・リネカー。1989/90シーズンにはトッテナムで24得点を挙げてイングランドリーグ1部でも得点王を獲得した。スピードを活かしたプレーで得点を量産し続けるイングランド屈指の点取り屋だ。リネカーはトッテナムが日本代表と戦ったキリンカップの翌1992年、Jリーグ開幕前の名古屋グランパスへ鳴り物入りで加入。在籍していた2年間の成績は18試合4ゴールだったが、イングランドのレジェンドの存在は、Jリーグの盛り上がりに間違いなく一役買ったはずである。1994年、名古屋退団とともに現役を引退した。


国立競技場 写真:Getty Images

国立での試合に期待が高まる

日本サッカーの転換期に来日したトッテナムが再びやってくる。Jリーグの開幕から31年が経過し、いまや日本でもサッカーは人気のスポーツとなっている。配信技術の向上により、トッテナムをはじめ様々な海外クラブとファンやサポーターの距離も近くなった。

33年前と同じ会場で開催される今夏のヴィッセル神戸戦が、トッテナムに驚きを与えられる内容になることを望むとともに、ここからさらに日本サッカーが発展するきっかけになることを願ってやまない。