青物がポロポロ釣れているという岸和田一文字。ホームの大阪南港エリアになかなか回ってこないので、ゴールデンウィーク後半の5月4日、初めて沖堤防に挑戦。同釣者と共に、2024年初青物をキャッチできた。
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(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・夕日とぼうず)
岸和田一文字へルアー釣行
ゴールデンウィーク前半に好調だった岸和田一文字だが、週半ばになると青物の釣果がピタッと止まった。筆者と同じく2024年青物ノーフィッシュの同釣者と、お互い初沖堤防となる岸和田一文字への釣行を予定したものの、人気の岸和田渡船の予約が取れるかは一か八か。取れなければ和歌山方面へ変更するつもりだった。
しかしながら、幸運にも予約が取れた。それも一番船。青物の釣果が落ちている影響かもしれない。それでも、私たちのホームである大阪南港魚つり園よりは期待できるだろう。不安半分、期待半分の中、当日深夜1時に大阪市内を出発した。
早くも2時前にフィッシングマックス泉大津第3駐車場に到着。バス送迎に乗る予定だったが、ホームページに「今回はバス送迎なし」と表示されたため、そのまま車で忠岡漁港に向かう。乗船手続きを済ませ、しばらく車で待機した。
3時50分に出船。手前の旧一文字を経由して、15分ほどで最外の沖一文字に到着。「沖の北」と呼ばれるエリアで釣り座を確保できた。渡船によると、沖の南でも釣れることがあるらしく、沖一文字であればどこでもチャンスがあるようだ。ちなみに、ケーソン1ブロックに釣り座1人分のルールがあるため、広々と釣りができる。最盛期の南港魚つり園は隣と2mもないくらいの密着した釣り座となるときもあり、この快適さに感動を覚えた。
ミノーで62cmメジロ手中
準備を終え、まだ暗い中でルアーを投げ始めると、同釣者のミノーにイワシが掛かった。さらに薄明るくなってくると、海面のあちらこちらをベイトがピチャピチャと跳ねているのが見えた。雰囲気はバツグンだ。
日の出から約30分後の5時30分、ルアーをセットアッパー(ショアラインシャイナーZ セットアッパー 125S-DR レーザーマイワシ)に交換。使い倒したセットアッパーは片目が取れたため、100均のアイシールを貼っている。ポテンシャルを発揮できるのか一抹の不安もあるが、春に無類の強さを誇るセットアッパーに賭けてみたい。
1秒に1回転のゆっくりただ巻き、時折ジャークを入れるただ巻きなどを試して5投目。早巻きでしばらく引いてきたところで竿が引っ張られた。思い切り合わせ、すぐさま追い合わせを2発決める。慎重に引いてくると、見えたのはいつもどおりのボラ……ではなく、まぎれもないブリ族。
6mのタモを伸ばしてネットインし、2024年初青物となる、メジロ62cmをキャッチできた。この日、岸一の1st青物だったそうだ。岸和田渡船によると、この数日中では最もカタクチベイトがいたものの、昨日までと同様、潮がそれほど効いていなかった状況。回遊と幸運に恵まれた。