各項目の実測値では全キャリアが基準値をクリア
さらに、項目別実測調査の詳細を見ていくと、「ダウンロード速度」では4キャリアともに、Googleが「4K UHD動画視聴に推奨される持続的な速度」としている20Mbpsを中央値で大きく上回る結果となりました。その中でも、最高評価を獲得したドコモは中央値「378Mbps」と、1つ頭が抜けている印象です。
「アップロード速度」でも、すべてのキャリアが中央値で20Mbps以上となっており、速度的に問題ないことが確認されました。こちらも数値的には項目別最高評価を獲得したauの中央値「20Mbps」よりも、ドコモの中央値「42Mbps」が上回っています。
「応答速度(PING)」も、全キャリアの中央値が50msec以下で、Web閲覧・動画視聴・オンライン会議などをストレスなく通信できる環境であることがわかりました。実測値ではソフトバンクの中央値「27msec」が最高値となっていますが、満足度ではドコモ・auには及ばないという結果です。
「Web表示速度」「動画再生品質」は独自の基準で評価
「Web表示速度」「動画再生品質」については、MM総研が専門家会議およびWebアンケートを通じて独自に策定した基準による評価を実施しています。
「Web表示速度」では、サンプルとしてMM総研ホームページを表示し、ユーザーへの調査でストレスなくWeb閲覧が可能な時間として回答のあった、表示完了までの時間「6秒未満」を基準値の3点に設定し、採点を実施しました。その結果、ドコモ、au、ソフトバンクが「2秒未満」で最高評価5点を獲得し、楽天モバイルも「4秒未満」で基準値を上回る4点という結果でした。
「動画再生品質」では、ユーザーがモバイルデータ通信利用時に十分満足できると回答した画質「360P」を基準値に設定しました。その結果、4キャリアともに720P以上の画質で遅延なく視聴可能とされる最高評価5点を獲得したことがわかりました。
ドコモとauが満足度でリードしているとはいえ、全キャリアともにすべての実測値で標準値を上回っており、国内の携帯キャリアの回線品質はどれも高いということがわかりました。今後キャリアの乗り換えや新規契約を検討している人は、今回の調査結果を参考にそれぞれの特色を比較してみてはいかがでしょうか。
出典元:【MM総研】
文・オトナライフ編集部/提供元・オトナライフ
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