サステナブルデーは他クラブの手本に
当日のアクティビティ以外でも、マイナビ仙台は同日の試合(浦和戦)観戦について事前に公共交通機関の利用をすすめる告知を掲載。CO2(二酸化炭素)削減の対策を行なっていた。さらに紙資源を削減するためWEBチケットを誘致し、一部エリアの席を半額提供する「サステナブルデー特別チケット」も販売された。
これらは、サッカーを通じて環境問題解決に取り組むイギリスのチャリティー団体「Football For Future(フットボール・フォー・フューチャー)」が提唱する、サステナブルなサッカー試合の手本となる取り組みと重なる。チケットのデジタル化促進や公共交通機関の選択については、観客の見込み数が多ければ多いほど取り組むべき重要度は増していくだろう。
クラブ初の試みとなったマイナビ仙台のサステナブルデー。実際に現場でアクティビティに参加した上で思うことは、同クラブのSDGsに対する取り組みの徹底ぶりだ。サッカーを通じて環境問題に触れる流れや空間ができあがっていたことが伺えた。WEリーグ他クラブの中でも先駆的な取り組みであり、今後もさらにパワーアップしたサステナブルデー開催をとても期待している。