■関東と関西、地域による違いとは

雛飾りには、輿入れ道具のほか、魔除けや邪気払いの効果があると考えられている桜や橘などの植物や、赤は魔よけ・緑は健康・白は清浄をあらわすとされる菱餅など、健康や幸福への願いを込めて飾られているものもある。

また、関東と関西では人形の顔立ちや並べ方に違いがあるという。関東では少しふっくらした顔立ちで微笑んでいるように見えるものが多く、関西の京雛などは鼻筋が通り切れ長の目の上品な顔立ちをしているものが多いようだ。

並びは関東では左にお内裏様、右にお雛様だが、関西では逆に左がお雛様、右がお内裏様になるという。これは、日本古来の、左側の方が位が高いという左方上位のルール(関西式)に従っているか、明治時代の終わり頃から皇室でも取り入れられた西洋式のルール(関東式)に従っているかの違いなのだそう。

ペットや住環境によって出しにくくなってしまった人もいるようだが、女の子の健康と幸せを願う気持ちはしっかりと受け継ぎ、伝えていきたい。

(取材・文/Sirabee 編集部・蒼羽 結)

【調査概要】
方法:インターネットリサーチ
調査期間:2024年1月5日~2024年1月9日
対象:全国10代~60代男女800名 (有効回答数)

提供元・Sirabee

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