巨大なクチバシとカラフルな体色が目を引く鳥の「オオハシ」。
動物園などで一度見たら忘れられないほど大きくインパクトが強いオオハシのクチバシですが、実はとても硬くかつ軽量な材質でできているんです!

今回は、「オオハシのクチバシはなぜ大きいのか?」「あんなに大きくてちゃんと飛べるのか?」など、そのクチバシについて抱く疑問を、オオハシの生態と併せて解説します。

目次
オオハシとは
 ・生息域
 ・特徴
オオハシの大きなクチバシの謎
 ・クチバシが大きい理由は?
 ・クチバシは重くないの?
 ・大きなクチバシがあっても飛べるの?
 ・クチバシは武器になるの?
 ・このクチバシは役に立つの?
まとめ

オオハシとは

「オオハシ」のクチバシはなぜ大きいの?そのサイズでなんでちゃんと飛べるの??
(画像=『FUNDO』より引用)

オオハシとは、鳥類キツツキ目に分類される大型の鳥です。
大きなクチバシとカラフルな体色が特徴です。

生息域

カリブ諸島を覗いた中南米の熱帯雨林に広く生息しています。
5~6羽の群れを作り、木の上で生活をしています。

特徴

種類により異なりますが、体長30~60㎝ほどに成長する大型の鳥です。
最大種であるオニオオハシは、全長65㎝程にもなります。

主に木の上で生活をしていますが、中には樹洞に巣をつくって隠れ場所にしている種もいます。

食事とするのは、熱帯雨林でできるパパイヤやマンゴーなどの果実や木の実。
種によっては、昆虫や小型の爬虫類、鳥類の卵や雛を捕食するものもいます。

大人しく、人間にも慣れる性格を持つ反面、警戒心が強く臆病なところもあります。
驚くことで心臓発作を起こしてしまうことがあるともされています。

寿命は飼育下で約20年、野性下では大型の種で約50年と鳥類の中では長命な種です。