■テラヘルツ波はDNAを破壊し、ガンを引き起こす?
米・ニューメキシコ州ロスアラモス国立研究所、非線形科学研究センターのボイアン・アレクサンドロフ博士らは、研究の結果、テラヘルツ波による放射線被曝が累積的に生体に蓄積し、人間や動物のDNAに影響を与えるという恐ろしい証拠を発見した。なんとテラヘルツ波は、人間のDNA螺旋をこじ開け、破壊してしまうというのだ。どうやら、テラヘルツ波でDNAのねじれた鎖が分断されることによって、遺伝子同士の間に泡状のものが生じ、それが生命活動のプロセスを妨害するようだ。
すでに米国では、空港のテロ対策として服が完全に透けて見えるボディスキャナーが実用化されているが、これはテラヘルツ波を応用した技術。しかし、コーネル大学に所蔵されている科学者向け情報紙の「DNA Breathing Dynamics in the Presence of a Terahertz Field(テラヘルツ電磁場下におけるDNAの息遣い)」と題する記事でも、空港のスキャナーが発するテラヘルツ放射線が、それを浴びた人々やTSA(運輸安全管理局)職員のDNAを著しく損傷しているという大変ショッキングな事実を明らかにしている。
さらに、米・コロンビア大学教授で、放射線の影響に関する専門家であるデービッド・ブレンナー博士は、「TSAのスキャナーが、それを受けた何人かの人たちに、ほぼ確実にガンを引き起こすだろう」と警告を発している。エイズ患者のように免疫不全や、狼瘡などの免疫性疾患を抱える人、妊娠中や授乳中の女性、幼児、ガン患者は特に危険なのだという。