「物価高きついのに年収が上がらない…これ、俺が悪いの?」

銀行員として、さまざまな人のキャッシュフローを目の当たりにしてきた筆者は、年収が上がらない人にはいくつかの共通点があることを知っている。

今回は、年収が上がらない人の特徴を紹介する。年収が上がらず苦しんでいるなら、まずは自分に原因があるのでは?と疑ってみてほしい。 もし、思い当たるふしがないなら、会社に原因があるかもしれない。その場合の対処法も解説しよう。

1.時間にだらしない

年収が上がらないと感じたら、時間にルーズになっていないかを確認したい。

時間にだらしない人は、取引先との大事な商談の時間に遅れるなど、重大なミスを犯しやすい。 また、締め切りを守らないことで、業務の進行を遅らせてしまうこともあるだろう。時間にだらしないだけで評価が下がり、昇給は据え置きとなってしまう。

2.いい人と思われたい、嫌われたくない

「いい人と思われたいし、他人と抗いたくない」

嫌われる勇気がなく、控えめで辛抱強い人は、出世しにくい場合がある。

会社はビジネスの場で、プライベートの場ではない。

例え、いがまれても、否定されても、それは人格を否定されているのではない。

事業を進めるとき意見が対立するのは当たり前である。

にもかかわらずビジネスとプライベートとを混同して「嫌われたくない」という思いを優先してしまう人は、成果を出せず、思うように給料が上がらない。

3.仕事ができると思い込んでいる

自己評価だけが異常に高いナルシストタイプも注意が必要だ。

本当に数多くの実績を残し会社に貢献しているのであれば、自然と年収は上がっていくはずだろう。

上司や周囲からの意見にしっかりと耳を傾け、自分と周りの評価に乖離がないか確かめよう。

4.新しいことを嫌う

「計画が不十分なまま新しいことをやっても失敗する」

「前例がないことに挑戦するのは危険だ」

そんな風に、新しいことを嫌う人、職場にいないだろうか?

今、会社はどんどん変化する時代だ。事業の変遷にあわせて柔軟に行動・挑戦できない人は年収が頭打ちになりやすい。

5.言い訳が多い

年収が上がらない人は言い訳が多い。

「売上をミスしたのは、ツールが使いにくいから」

「うちの利益が上がらないのはビジネスモデルに問題があるから」

「シャベル置きっぱなしにしたのが悪い、僕は悪くない」

「他責」が通用するのは公園の砂場までだ。

着実に成長し年収を上げるには、まずは「自分のプロセスや優先順位が間違っていなかったか、準備に不足がなかったか」振り返ることを習慣にしなければならない。

会社側に問題がある場合の対処法