~「人とくるまのテクノロジー展」でメータークラスター開発環境や立体音響を出展~

 株式会社CRI・ミドルウェア(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:押見 正雄、以下「CRI」)は、当社ミドルウェア製品「CRIWARE®」の搭載された自動車・バイクの出荷台数が、全世界において2024年3月末時点で累計600万台を突破したことをお知らせいたします。

 今後さらに事業を拡大し、当社2028年度には全世界のモビリティで年間1,500万ユニット以上のCRIWARE搭載を目指します。

CRIWARE搭載モビリティが前年同期比3倍の成長、累計600万台突破

CRIWARE for Mobility 年間ユニット搭載数

■半年間で昨年1年分の出荷台数を上回る成長、新製品も寄与

 当社2024年度上期(2023年10月~2024年3月)において、CRIWAREを搭載した四輪・二輪車合計の出荷台数は321万台で、前年同期比297%となりました。2023年度の搭載台数315万台を半年間で上回りました。「CRI ADX® Automotive」を搭載した四輪車の出荷伸長に加え、「CRI Glassco®」を搭載した二輪車が初めて市場に出たことによるものです。

 車内サウンドを制御するCRI ADX Automotiveとデジタルメータークラスターを制御するCRI Glasscoが量産機に搭載され、当社の音と映像の技術がモビリティ領域でも広く稼動することとなりました。

■ゲームで磨いた技術をモビリティ領域に適用

 CRIは音声・映像関連の研究開発集団としてミドルウェア製品ブランドCRIWAREを提供しています。リアルタイム処理を強みとする当社の技術は主にゲーム領域で広がり、7,600タイトル以上で音と映像表現を支えてきました。技術をモビリティ向けに拡張した以下技術の総称がCRIWARE for Mobilityです。

  • CRI ADX Automotive(シーアールアイ・エーディーエックス・オートモーティブ)は、シートベルトの警告音等の車載サウンドを統括し、開発から量産を支えます。異なるハードウエアでも同じサウンドを再生でき、サプライヤーごとの聞こえ方のばらつきを解消します。

  • CRI Glassco(シーアールアイ・グラスコ)は、速度計などを表示する「デジタルメータークラスター」の映像開発が直感的に行えるのが特長です。映像領域で広く利用されるデザインアプリAdobe After Effectsで開発できます。

  • CRI Tagdroid(シーアールアイ・タグドロイド)は、ドライバーの運転状況を監視し危険運転や事故の防止につなげるドライバーモニタリングシステム(DMS)の開発時に使用するグラフィック生成システムです。実車では再現が難しい環境や膨大なパターンをタグ付きCGで再現し、DMSの動作確認や品質の向上に貢献します。

  • CRI TeleXus®(シーアールアイ・テレクサス)for Mobilityは、メタバースなどで円滑な交流を実現するオンラインコミュニケーションプラットフォームのソリューションです。コネクテッドカーの新たなコミュニケーション空間を創造します。

    * CRI ADX AutomotiveとCRI Glasscoは車載向けシステムの安全基準であるISO26262、Automotive SPICEに準拠しております。