実際に「Muse Alpha」のデモを使用してみた
Muse Alphaのデモを使用した様子を紹介する。

Image Credit:Muse Alpha
「半年前から憂鬱な気分が続いている」と答えると、「気分の変動は確かに難しいもので、特にそれが長期間続く場合はなおさらです。このような気分の変化につながったと思われる、特定のきっかけや出来事がその頃にありましたか?」と返ってきた。その後もまるで本当のセラピーを受けているような、自然な会話が続いた。

Image Credit:Muse Alpha
数秒後、「患者がパニックを起こしているときは、冷静さを保ち、安心感を与えることが大切です。なだめるような口調で話しかけ、患者は安全であり、その状況下では正常な反応であることを思い出させる~」といった長文のアドバイスが送られてきた。
AIを活用したロールプレイを通じてメンタルヘルスに関する情報、カウンセリングの進め方の両方を学べそうだ。
学生や心理学者から好評価を獲得
Muse Alphaはセラピスト、学生、教育者からポジティブなフィードバックを得ている。
カウンセリング心理学の大学院生からは「Muse AlphaのAIセラピーロールプレイツールは、現実のセラピーセッションの準備に非常に役立ちました。AIセラピストとのロールプレイングシナリオから得られたフィードバックと洞察は、私の臨床スキルと自信を大幅に高めてくれました」という声があがっている。
また臨床心理学者からは「Muse Alphaは、共感的な応答、一般化、患者の談話から問題のある発言を引き出し、その意味を探り、ソクラテス的質問を継続して、各側面を徐々に処理するというセラピーのようなアプローチを採用しています。よくできています」との評価を獲得している。
今後、Muse Alphaがセラピスト志望者の教育現場、またセラピーの現場でも活用されることに期待したい。
参考元:
Newswire | Press Release
AKA
Muse Alpha
(文・Haruka Isobe)