財務・健康・キャリアをインタラクティブな教材で学ぶ

Realworldの創業は2018年。2019年にBellaire氏がFox Newsに出演しているほか、2021年にはForbesやWall Street Journalにも取り上げられるなど、創業してから多くのメディアから注目を集めている。2022年には320万ドルの資金調達に成功し、今やユーザーは12万人を超えている。

Image Credit:Realworld

現在Realworldは、WebとiOSのアプリでサービスを展開している。アプリは日本のApp Storeではダウンロードできないため、Web版を開いてみると、すごろくのようなメニューが表示された。

筆者撮影

1つ目のマスをタップすると、「個人の純資産」についての教材が出てくる。

筆者撮影

貯蓄額や自動車の評価額、クレジットカードの支払予定額などを入力すると、評価してくれる。基礎的な知識だけでなく、自分のリアルな生活に直結する学びを得られそうだ。

筆者撮影

5分ほどで1つ目の教材を終えると、2つ目のマスにアクセスできるようになっていた。1つずつタスクをこなしていく、ゲームのような感覚だ。

Image Credit:Realworld

Realworldでは、ほかにも次のようなことが学べる。

【お金に関する情報】
・貯蓄
・投資
・税金
・老後資金
・クレジットカード
【健康に関する情報】
・ストレス
・栄養
・睡眠
・運動
・マインドフルネス
【キャリアに関する情報】
・目標設定
・人脈づくり
・給与交渉
・福利厚生
・副業
【その他】
・料理
・住居探し
・引っ越し
・自動車の購入・メンテナンス
・コミュニティ活動

ここに挙げたのは一例だが、社会人生活に密着したテーマがずらりと並んでいる。

無料でも使えるが、すべての機能を使うには課金が必要だ。月額は9.99ドルで、アメリカだとApple Music(月額10.99ドル)より少し安い価格帯。1年間、有料プランを使えるギフトカードは気の利いたプレゼントとしても使えそうだ。

なお、無料版と有料版の具体的な違いは公式サイトには掲載されていない。

ちなみにRealworldには組織用のプランもあり、たとえば100人までなら月額200ドルで利用できる。アメリカでも深刻な人手不足が問題になる中、Realworldを社内教育に活用すれば、従業員の満足度が上がり、優秀な人材をつなぎとめる助けになるかもしれない。