世界的に成長を続けるデジタルフォトフレーム市場

同製品を販売するのは、米サンフランシスコにあるPintura社。マーケティングや科学技術などの中国系専門家のチームから成る企業とみられる。「Pintura」という企業名・商品名はスペイン語の「絵、絵を描く」という単語にインスピレーションを得たもの。「Painting」「Puzzle」「Pin」などを組み合わせたものでもあり、クリエイティビティと活力を表現しているとのこと。

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前述のとおり日本ではあまり人気がないデジタルフォトフレームだが、世界的には成長市場。Business Research Insightsのレポートによると、世界のデジタルフォトフレーム市場規模は2022年に1800万米ドル、2029年までに2400万米ドルに達すると予想されているという。特にコロナ禍以降市場が成長し、パンデミック前と比べて全地域において予想を上回る需要が発生している。

デジタル写真の人気の高まりや、ディスプレイ技術の進歩などによって長年にわたり着実な成長を続けているデジタルフォトフレーム市場。Wi-Fi対応フレームやタッチスクリーンフレーム、スピーカーを内蔵したフレームや様々な画面サイズのフレームなど、さまざまな製品が消費者の多様なニーズに応えているとのことだ。

(文・根岸志乃)